帰ってきた書記長のひとりごと

昔の名前で再び始めてみようと思います。

ヒナステラ:バレエ組曲「エスタンシア」から / カルデロン指揮、ブエノスアイレス響

ピアソラの作品数曲と、ヒナステラのバレエ組曲エスタンシア」より3曲、ペドロ・イグナチオ・カルデロン指揮、ブエノスアイレス交響楽団による録音。ピアソラはポピュラーでキャッチーだけれど、自分はその良さがわかるにはまだまだだなぁ…と。ヒナステラの同曲は、近年ドゥダメルが手兵(文字数)

 

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シモン・ボリーバル・ユース管との演奏で世間により一層広めたもので自分も知ったクチですが、そのコンビから知ってしまうと他の演奏が軒並み"緩く"聴こえてしまうという弊害が…今回の盤もそうなのですが、落ち着いたテンポでビートをカッチリ刻みきる、各声部もキチンと整理されて、という(文字数)

 

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演奏は、よくよく聴き込むとドゥダメルの熱狂的祝祭感とはまた違ったカタルシスをもたらしてくれます。指揮者の手綱捌きが優れているのでしょう…このカルデロンは1963年のミトロプーロス指揮者コンクールでアバド、コシュラーと共に一位入賞を果たした人ですね。カルデロンの他の録音も聴いてみたい。