帰ってきた書記長のひとりごと

昔の名前で再び始めてみようと思います。

アイアランド:ピアノ協奏曲 / ストット(p)、ハンドリー指揮、ロイヤル・フィル

イギリスの作曲家、ジョン・アイアランドのピアノ協奏曲。キャスリン・ストットのピアノ、ハンドリー指揮ロイヤルフィル。1930年の作、英国調の響きの中に展開される愉悦的舞踏然。この世界線が後にブリテンへと繋がっていった気もします。なかなかキャッチーな作品、もっと弾かれ聴かれていいのに…。

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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 / スロヴァーク指揮、ブラティスラヴァ放送響

なんか違う商標で出ていますが実質NAXOSです。作曲家と同じ時代を生きた、ソ連からすれば衛星国側の名匠が遺した記録としてこの演奏は意義深いと思います。NAXOSの1987年録音なのに音質は意外にも及第点。ブラチスラバの放送響も善戦で、スロヴァキアフィルだったらこうはいかなかったのではないかと。

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「なぁ…オレ、そんなにショボくれてるかぁ…?」

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フランク:交響曲 / ロペス=コボス指揮、シンシナティ響

時局柄、シンシナティって何州?と調べてしまったり(オハイオ州でした)。ロペス=コボス、やはり素晴らしいの感、あらためて。じっくり、丁寧。疎か、蔑ろ、一切なく。録音に拠るのかオケの特性か、米オケでとかく思い浮かぶ"ギラつき"とも距離があり、絶妙に渋い。最後のジャンが伸ばし目で個性有。

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リムスキー=コルサコフ:「ロシアの復活祭」序曲 / オリヴェル・フォン・ドホナーニ指揮、イギリス室内管

リムスキー=コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」、オリヴェル・フォン・ドホナーニ指揮、イギリス室内管弦楽団の演奏。この曲、実は大好きであります。この作曲家の作品で一番好きかもしれない。編成小さめのオケで見通しよく、かつ、なかなかに練られた表現が徹底された演奏。センスと技量のタクト。

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降り積もった雪景色、というより、雪の結晶を透かして見るような演奏なんだなぁ…。(書記を)

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オリヴェル氏の近況を知りたい…氏を初めて知ったのはたしかレコ芸か何かのNAXOS特集(当時はいわゆる”初期”に当たる頃)で少し褒められていた記憶があって、その後入手したメンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」の演奏で確かに良いなと思ったもの(オケはペラペラに薄かったけど)。

 

 

 

 

 

聴くラジオ、個人的タイムテーブル(2020年11月現在)

 

その時間、ラジオを聴ける状況にあったらこの番組を聴いてます、という個人的なタイムテーブルをまとめてみました。

空欄の時間帯も何かしら聴いていることが多いのですが、ザッピングというか番組が定まっていないものはタイムテーブルから外してあります。

また【次点】とある番組は、メインの聴取番組と放送時間が被る”裏番組”ですが、内容によってはそちらを聴きます、という位置です。

 

今月新たにタイムテーブルに加わったのは、土曜18:00~のFM群馬lyrical school minanのLet’s チルアウト」という番組です。11月3日(文化の日・祝日)に同局で放送された”温泉特番”での好アシストが印象強く、調べてみたらレギュラー番組を持たれているということだったので聴き始めてみます。lyrical schoolさんは資料的にアルバムを何枚か持ってはいますが、それ以外の活躍を全く掘っていませんでした。こんなに(ソロで)ラジオが上手な人がいらっしゃったとは。

 

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オネゲル:交響曲第2番 / ペンデレツキ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア

オネゲル交響曲第2番、ペンデレツキ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィアによる、1990年の録音。自分は"指揮者ペンデレツキ"をこの盤で初めて知ったのではなかったかしら。最後のトランペットによるカタルシスに至るまでの延々たる弦楽合奏は、このオケの技巧と美質を語るに余りある。ラストの一癖。

 

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ショスタコーヴィチ:森の歌 / スヴェトラーノフ指揮、ソ連国立響、ヴェデルニコフ(bass)

ショスタコーヴィチ、オラトリオ「森の歌」、スヴェトラーノフ指揮、ソ連国立響、1978年のライヴ録音。CDの整理をしていたら出てきた盤で、クレジットにあるバス歌手の名が目に留まったのだった。アレクサンドル・ヴェデルニコフ。先日亡くなった同名の指揮者のお父上である。しばし名唱に聴き入った。

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