帰ってきた書記長のひとりごと

昔の名前で再び始めてみようと思います。

シューベルト:交響曲第8番&第9番 / シャーンドル・ヴェーグ指揮、ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ

なぜかこの盤を買った時のことをよく覚えている。レコ芸の評だかを読んで覚えていたこの盤を店頭で見つけ、試聴機に入っていたのをヘッドホンで聴き、当時シューベルト交響曲に大して馴染みも無かったのに「これはよい演奏だ!」と感銘を受けて購入したのだった。20数年前、仙台のタワーだかhmvで。

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大して馴染みが無かったから買ったはいいもののその後は大して聴かず、長らく"化石"となって眠っていたのでした。 20数年経った今では、特にグレートのほうなんては自分にとってはいわば"愛聴曲"になりましたものね…。

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嗚呼、いま、真に言います… いい演奏です。

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レスピーギ:ローマ三部作 / 円光寺&梅田&外山指揮、仙台フィル

レスピーギのローマ3部作、円光寺雅彦(松)&梅田俊明(泉)&外山雄三(祭)指揮、仙台フィルの演奏。1994年2月19日、第100回定期演奏会のライブ録音。三曲三様でフラットに比較は出来ないが、"祭"の外山さんが意外と熱演。仙台フィルはもっと外への発信があっていいオケだと思うのだけれどもなぁ…。

 

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ブラームス:ピアノ四重奏曲op.25(シェーンベルク編曲版) / ツェンダー指揮、ユンゲ・ドイチェ・フィル

ブラームスのピアノ四重奏曲op.25のシェーンベルク編曲版を、ハンス・ツェンダー指揮ユンゲ・ドイチェ・フィルの演奏で。1979年録音、非常に音が良いです。演奏も素晴らしく、まずこのユースオケの技量の高さ、腕だけでなく表現力にも特筆すべきものがあること。そしてツェンダーの正攻的迫力の強さ!

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ヴァーツラフ・ノイマン生誕100年に際して(ドヴォルジャーク、ベートーヴェンを聴く)

今日(2020年9月29日)で生誕100年というノイマン指揮の音盤を聴きましょう。1972年録音のドヴォルジャーク交響曲第7番&第8番は、ポピュラーなリリースによって知られ&聴かれ尽くされてきた感がありますが。こちら"Blu-spec CD"なる高音質規格にて再発されたもの、確かに音が良くなってますねコレは…。

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ベートーヴェン交響曲第6番、オケは東京フィル。なんと音楽が豊かなことか…優しい、懐の深さ。穏やかな呼吸の中で、田園風景も、嵐さえも、描かれています。実直な日本のオケもノイマンの棒と合っていたと思いますよ。1991年11月19日、東京渋谷のオーチャードホールでのライヴ録音。

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ロシア音楽の饗宴 / ロジェストヴェンスキー指揮、パリ管

自室でロシアン・ガラ開催中。フランス勢とロシア音楽の親和性ってなんなんでしょうね…その一方でこの盤は、一筋縄でいかないオケ=パリ管と、バトンテクニックの天才=ロジェベンとの一本勝負、という感もあります。この国内盤は、廉価盤だけれども、リマスタリングもなかなかいいですね。

 

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ブラームス:ハンガリー舞曲集 / ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、北ドイツ放送響

ブラームスハンガリー舞曲集、ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団の録音。1962年録音、音をなかなか生々しく捉えた、時代感を纏いつつも優秀な録音ではないかと。曲によって自分が聴き馴染んだ編曲版とは異なる版を用いている?気がするけど、気のせいか酔いのせいか…

 

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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集 / ハワード・シェリー(p)、ブライデン・トムソン指揮、スコティッシュ・ナショナル管

ラフマニノフのP協1番&4番を、ハワード・シェリーのピアノ、ブライデン・トムソン指揮スコナショの演奏で。シャンドスらしく、輝かしいデジタルサウンド。紳士的抑制の効いたサポートをバックに闊達なピアノが縦横無尽。素晴らしい録音と素晴らしい演奏は曲に秘された魅力にスポットライトを当てる。

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スマホのメモ帳に溜めてあった血圧測定データを血圧手帳に書き移しながらこちらの第2&第3番のほうも聴いたけれども、この全集はやはりイイですね…こうして聴いてみるとバックのオケも端正に留まらず豊かになかなか豪放に鳴らしてもいるではないですか。ピアノ共々ジェントルなスタイルがダンディ◎。

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