帰ってきた書記長のひとりごと

昔の名前で再び始めてみようと思います。

【掘り起こし記事】NGT48ヲタとして、私という一個人が思うこと。(2019/02/11)

※「NGT48」というグループのファンであり、メンバーの応援コミュニティ会員、生誕委員も務めていた自分が、グループにおいて発生した"メンバー暴行事件"とそれにまつわる諸々の騒動渦中において、当時書き記していた文章をこちらに掲載します。久しぶりに読み返して、その時に思い、考えていたことは、今も相違がありません。当時と変わったことはただ一つ、「ファンであることをやめた」ということだけです。私には、"姿勢の変わらない運営"と"残留したメンバー"とが併存して続くグループを受け容れることは出来ませんでした。

 

 

 

---------- 以 下 転 載 ----------

 

 

 

2019-02-11

NGT48ヲタとして、私という一個人が思うこと。

 

被害に遭った彼女をはじめ、彼女と歩調を合わせているメンバー(もはや少数派だ)は、今の状況をどう思っているのだろう。

公演は(現研究生、元研究生により)復活している、本店個別握手会には従来通り参加が決まった、メンバーのSNS等による発信は“その話題のみ除いて”解禁されている…

取り残されたと、感じているのではないだろうか。(上に列挙した状況的にみれば、実際に取り残されている、とも言える。)

彼女と歩調を合わせているあるメンバーは、モバメで、(ここに目を通してくださる方もあまり多くはないので書いてしまうが)「今は一度立ち止まって、時間をかけて真剣に考えるべき時」「今NGT48が向き合わなくてはいけない問題を忘れないでいて欲しい」(意訳)と書いている。(ちなみにそれは、元研究生による公演が開幕する数分前の発信である。)また、彼女たちは、ほんの一部のフォトログを除き、SNSツイッター、インスタグラム)には事件が公になって以降、手を付けていない。(それも、「しばらくはしません」と自ら公言の上、そうしている。)

 

自分は、現況、この件がひとまずの落着を見るまでは、公演も、メンバーのSNSも、本店個別握手会への参加も、見合わせるべきだという意見を持っている。ひとまずの落着、というのは、とりあえず「第三者委員会」なるものが設置されたので、その委員会による調査結果の公表をもってして、と考えている。それまではメンバーの“処遇”というのは宙に浮いているのだから、メンバーとしての処遇が不確定の状態でメンバーとしての活動をするのは、商行為としても、また安全面の問題においても、適切でないと思う。(調査結果が出るまで活動を見合わせろというのは現実的ではない、その間のNGTの収入はどうするのか、人件費が確保出来ないではないか…等の意見もあるが、はっきり言って、そんなこと、ヲタが心配することではない。48Gでは、ヲタが演者の懐事情まで汲み取って忖度するような風潮があるが、それは時によってはプラスにも、またマイナスにも働くもので、今回のような場合、自分は後者であると思う。)

しかしこういった考えを持つヲタは、少数派であるようだ。ツイッターや、別の媒体で界隈のやり取りにも参加していたりするが、いずれの場所においても、公演が復活すれば好意的に沸き、メンバーのSNSに対してもまた同様のリアクションが取られているケースが、私個人の体感としては圧倒的に多い。「今は一度立ち止まって考えませんか?まずは調査結果を待ってからにしませんか?」という態度を示していると、取り残されている感を痛感するだけでなく、せっかく通常営業に向けて走り出しているのに水を差す者…と、それこそ“厄介視”される始末なのだ。

彼女たち(被害に遭った彼女と、いま歩調を合わせている3人のメンバー)の捨て身の告発及び意思表示を、どうしてヲタも捨て身で受け止めて同調してやれないのか?と思う。自分はちなみに、彼女たちの中にいわゆる“推し”は居ない。でも、NGT48という箱を設立当初から絶え間なく追い、愛好してきた者として、(おかしな表現かも知れないが)“愛着”がある。そんな彼女たちの“マジ”を、看過など出来ない。自分は、そういうことなのです。

 

しかし今回、本当に感じるのは、一歩二歩退いてだんまりを決め込んでいるヲタのなんと多いことか、ということです。今まで彼女たちにどれだけ笑顔や力を貰ってきたか、楽しませてもらってきたか、それなのに、泥をかぶらないようにと高台へサッとまるで“避難”している、捨て身なんて冗談じゃない、といったスタンスの人が本当に多い。聞けば、「自分の推しではないから」「自分の推しが無事ならそれでいい」「早く公演を観に行きたい」「早く握手をしに行きたい」「現場でのヲタ友との関係を拗らせたくない」等々…これには、事件自体への衝撃と同じくらいの衝撃を受けました。深く失望しています。(この件に関しても、「ネットリテラシーが云々」という理由付けでその“関わらない”スタンスを正当化している人がいますが、なぜ普段「アイドルを推す」という、パトスそのものの行為を満喫している者が、アイドルが真に窮地に陥った時に限ってロジックに身をかわすのか。どうすればかくも都合よく醒めることが出来るのだろう、切り替えが出来るのだろう。知的な技巧に長けた、立派なスキルだと思うけれども、同時に冷酷だ、とも思う。)(それと、各メンバーごとにそれぞれのヲタ有志が集まって結成している「応援コミュニティ」や「生誕委員会」といった、運営と具体的なパイプを持ち、かつそれぞれ横の繋がりも持っている組織、これらがこぞって沈黙を貫いているのである。ここまでの有事にメンバーを守る為に矢面に立てない、発言すらしないで“応援”コミュニティとはいったい何なのだろう。これでは運営の翼賛組織でしかないではないか。)

彼女たちは、アイドル人生が途絶えるかもしれない覚悟を背負っている(そうでなければ今の行動はとれないはずだ)。しかし、これまで共に同じ空間を作り上げてきたヲタの大半は、自身の今後のヲタ活を守る為に、彼女たちに寄り添うことを加減している。

自分は、自分の考えていること言っていることが100%正しいなどとは思っていないので、自分に“正義”があるとも思っていない。正義ではないどころか、冷静さを欠いた、反知性寄りに位置づけられるかもしれない。(ただここではっきりと言っておきたいのは、一連の中で散見される、ある特定のメンバーのことを誹謗中傷するような行動をとる輩は言語同断だ。反知性以前の唾棄すべき醜悪だ。)ただ、100%の正しさはないかも知れないが、100%彼女たちの心に寄り添えるよう、そう思ってもらえるように動きたい、と思っている。なりふり構わず、彼女たちの“マジ”を受けとめたい。それくらいの一大事なのだ、これは。

 

ここ数週間、思っては悩み、考えてもまとまらずしてきたものを、それでもどこかに出さないと苦しくて(出したところで苦しさは紛れないかもしれないが)、今の時点で書き出せるところを体裁を無視して並べてみました。とりあえず、今日のところは以上です。

 

 

 

---------- 転 載 終 わ り ----------